■ 業界初 !? 45度パドル
アマチュア無線で電信をするのに必要なのは、電鍵ですね。でも、操作性から考えると縦ぶりのストレートキーから始めるのはちょっと抵抗 があるかも知れません。やはりお手軽なのは、エレキー(エレクトロニックキーヤー)ですね。 エレキーを使うにはパドルが必要です。そこで、新発想の 「45度パドル」を作りました。
発売後、皆様から大変ご好評をいただき、2014年新しく「45度パドル II」としてベルトホルダー付きの新型に一新しました。
45度パドルII ベースカラー「ウェンジュ」
□ 原理
エレキーのパドルは、単なるスイッチです。短点用と長点用に2つのスイッチがあれば簡単に作れます。なのにメーカーものが売れるのはな ぜでしょう?それは、作りの良さと、重さだと思います。素人工作ではなかなかしっかりとした重くて使いやすいパドルはできません。しかし上の写真のパドル はたった60グラムほどしかありません。
このパドルは、接点とレバー・ツマミを「45度」に取り付けているので、操作する力は横方向と下方向にうまく分散し安定します。そして何よりは手首にはほとんど負担がかからないので、自然な形が操作することができます。
□ 操作方法
具体的な操作法法は、まずパドルをオペレーションデスクに置きます、親指、人さし指をツマミに当ててみてください。垂直に配置された今 までのパドルとは違い手首に負担も無く自然な形でツマミに当たります。薬指をベースにそっと当てるだけで。60gしかないパドルを操作しても動くことはあ りません。力を入れてパチパチと叩かなくても軽く押す程度でキーイングできます。
逆に持って、パドルを手の中に包み込むように持ってもOKです、机が無くてもどこでも簡単に使えます。この場合パドルの短・長点は入れ替えてください。
そして、究極のオペレーションは木製ベースとアクリル底板の間にベルトを通して足に括り付けます。製品にベルトは付きません。
幅約30mm厚さ約3mmまでのベルトが通ります
腕を置いて自然な親指と人さし指がくるところにパドルを固定します
上の写真はパドルと手の位置を見やすくしたので、多少打ちやすいポイントとはずれています。
□ 作り方など
この「45度 パドル」は、CQ Ham Radio の2013年9月号に製作記事を掲載されました。簡単ですが実際のパーツの寸法も記載しています。参考にしてください。
ご興味のある方はぜひ自作されてください。ただし、この構造を模倣して作製したものを販売するのは止めてください。お願いします。
■ 販売について
45度パドルは、
・「パドック」もしくは「ウェンジュ」材を使用した高級感あるウッドベースを使用
・ベルトを通すためのベルトホルダーとして底部分に3mmのスペースを確保
・レバー部分は0.5mm厚の片面ベーク基板を使用
・専門のアクリル加工業者よる切り出したアクリルツマミを使用
・購入後すぐ使えるステレオミニプラグ、1mのコード付き
・サイズは約50mm x 50mmの小型で、約60グラム(コード・プラグは含まず)と軽量
です、そしてお決まりの「素人工作」の我慢ごともあります。大半のパーツは専門の業者さんにを作ってもらっていますが、残りは手作りです。 そのため、あちこち自作の域をこえない手作り感があります、パーフェクトなメーカー製品では無いことを御理解ください。
ベースカラー 左:「ウェンジュ」、右:「パドック」
在庫の問題がありますので、御購入に際しては必ずメールでお問合せください。また、こちらのページをよく読んで御連絡ください。
ベースの色について、「パドック」は少し赤みのある感じで、「ウェンジュ」はごげ茶色のような感じです。と言っても同じ色でも少し色の違いがありますので、その点も御理解ください。